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2019年8月13日火曜日

糸守の不思議。

三葉たちが暮らす糸守町。

もちろん架空の町ですし、作品の演出上、現実と違う表現であるということは重々承知の上、ですが。

もし、現実に存在する場所であるなら、気になる点がいくつかあります。
気になる点は個人差があると思いますので、こんな話しされても『え?』という反応をされるかもしれませんが。

そんな、糸守湖と糸守の風景に関する考察です。

町の作りが雪国っぽくない
岐阜の山中、冬はかなり雪深いはずなのに、建物の作り、町の作りが雪国っぽくないという違和感があります。
どちらかと言うと、瀬戸内の島っぽくないですか?
例えば、登校のこのシーンとか

糸守湖や御神体の外輪山が大きすぎる
糸守湖の大きさが、1つの町の中にある湖だとしたら大きすぎるような。
直径約1kmという設定ですので、彗星が落下していくシーンの上空から見た絵だと、そこそこの大きさなのですが、場面に寄っては実に巨大に描かれています。
三葉の家と、糸守高校がちょうど対岸にあるような位置関係なので、徒歩通学可能ということを考慮すると、ちょっと無理がでてきてしまいます。遠くの山並みが詰まって見えているからか、平地(現実では川沿いに道路とか鉄道とかがある風景)がほぼ無いような感じを受けます。

大きすぎるといえば、御神体の外輪山もかなり大きめに描かれていますよね。演出なんですね。
他の惑星みたいに見えます。実は、『ほしのこえ』によく似た場所が出てきます。

高すぎる
糸守湖の大きさにも関連して。
糸守俯瞰のシーンは御神体の外輪山からと高校のグランドからのシーンとがあり、どちらから見た風景も町全体を含めてかなり遠くまで見えていて、標高が高すぎる感じがします。

外輪山からは糸守湖が遥か彼方に見えていて、もはや、おばあちゃんをおんぶして行けるとか、チャリで行けるとか、そんな場所ではないですね。
雲の上です。かなり標高が高い場所にある表現です。

高校の場所もこのシーンではかなり標高が高い場所にある表現です。
学校のグランドから見た、見慣れた町や糸守湖が変わり果てた姿になっている、と言うシーンの演出なんですね。

グランドからカメラが引いていって糸守湖の全景へ。
糸守湖が2つになっている衝撃のシーン。

周りが全部山
御神体から見た感じだと周囲は全部山っぽい。これだと、糸守の描き方が山の中過ぎる気がします。鉄道が通っている町なら、少なくとも1ヶ所は開けている地形であることが自然なのでは。

太陽の位置
各シーンでの糸守湖の見え方、方角、太陽の位置とか、バラバラです。
演出は大切なので、辻褄合わせより見た目の美しさとか、そういうものを優先するんだろうと思います。

人口少なすぎ、子供多すぎ
人口1500人は少な過ぎると思います。
通学する生徒の数とか、住民の密度とか、あの感じだともっと多くの住民が住んでいる感じを受けます。
それに対して、糸守の記録図書に掲載されていた糸守小学校の児童数、男子125人、女子○37(137?)人。多すぎます。

動線の謎
御神体山頂で瀧と別れ、テッシーと合流するべく下山した彗星落下直前の三葉の動線。
御神体→変電所→神社→役場。かなり距離があります。
正確な位置関係をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただきたいです。

鉄道はなぜ壊滅したか
彗星落下事故以降、旧高山本線が壊滅してる様子が描かれています。
一見すると、彗星直撃が原因のように感じてしまいますが、作中の旧高山本線の位置は糸守湖の南から西方向と思われるので、彗星の被害を免れた部分のはず。
なので、彗星直撃で壊滅したわけではなく、その時発生した地震の影響で土砂崩れが起き、そこを走っていた列車を直撃した、という事なんでしょう。

停電時の演出
変電所爆破のあと、じわじわーっと停電範囲が広がっていくシーン。
実際には、一瞬ですべて停電して真っ暗になります。
それではイマイチですから、演出上はあの感じでいいと思います。



観た人それぞれ得意分野が違うと思いますので、感じるところも人それぞれなんだと思います。
映画の演出ですから、ありえないことがあってもそれでいいんだろうと思います。

実際にありえないことを、どのような演出を加え、映像に表現して見る側に伝えるか。
この辺も作り手の腕の見せ所なんでしょうね。

恐れ入ります。

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